2020.03.24

プレスリリースを発行しました

市民起業家によるスモールビジネスを通じたまちづくり
郊外のシビックエコノミーを推進する創業支援がキックオフ

株式会社タウンキッチン(小金井市)と、株式会社JR中央ラインモール(小金井市)及び多摩信用金庫(立川市)は、地域住民主体のまちづくりを後押しする創業支援事業「HERE」をスタートさせます。本取り組みは、東京都「インキュベーションHUB推進プロジェクト事業」の採択を受け、3か年に亘って実施する事業です。

従来の行政や企業が中心となったまちづくりは、広く公益的な役割を担う一方で、ニッチなニーズや小さな課題に向き合う難しさがあり、新しい担い手として市民起業家の役割が大きくなってきています。そのような中、国や自治体が中心となり創業支援が行われており、コミュニティビジネスを中心に一定の効果を上げています。しかし、未だ十分とは言えない状況です。

HEREは、宅地として形成された郊外において、住むだけでない新しい郊外像の実現を目指します。そのために、創業に無関心だった地域住民をまちづくりの担い手とするべく、「食や空き家といった住民の関心が高いテーマ設定」「創業者だけでなくサポーター層を含めたチーム化」「テストマーケティングなどの実践に軸を置く」の3点を特徴とした創業支援事業を展開します。

キックオフに先立って、昨年12月から「食べるとまちのいい関係」をテーマにしたゼミをスタートしました。副業や兼業などを普及促進する働き方改革の流れも受け、主婦、フリーランス、会社員などの多様なメンバーが、当初の定員を超えて集まりました。例えば、後天性アレルギーの人が安心して食べられる食品提供、フードロス食材を使ったジェラート店などの事業構想がゼミから誕生しました。4月からは「これからの、家と庭」を次テーマとし、空き家や空き地の利活用に向けた公開講座とゼミがスタートします。

また、HEREでは、広報支援、資金調達のサポート、物件紹介など、創業者のライフサイクルに合わせたワンストップでの支援メニューを連携事業者との協働で行います。地域資源を活かしながら、これからの時代の新しい郊外像を目指した創業支援を行うことによって、市民起業家によるスモールビジネスを通じたまちづくりを実現します。

HEREイメージイラスト
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HEREロゴ
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1.     まちのインキュベーション#2 「これからの、家と庭」
・公開講座
日時  4月18日(土)19:00~21:30
場所  武蔵野プレイス
定員  50名
ゲスト 株式会社グランドレベル代表取締役社長 田中元子氏 ほか
・ゼミ
期間  5月16日(土)~9月19日(土)
場所  東小金井事業創造センターKO-TO
定員  20名

詳細は本ホームページPROGRAM(https://here-kougai.com/cms/program/)をご覧ください。
※令和2年度に「HEREキックオフ・フォーラム」を開催予定。詳細はホームページで告知します。

2.     インキュベーションHUB推進プロジェクト事業(東京都)
都が平成25年度より実施するもので、高い支援能力・ノウハウを有するインキュベータが連携体を構築し、創業予定者の発掘・支援から成長促進までの支援を一体的に行う取組を推進しています。都の制定する「2020 年に向けた実行プラン」のうち、「スマートシティ政策の柱 4国際金融・経済都市」に係る事業です。 本事業は2019年8月から3か年に亘って採択を受けています。

3.     会社概要
・代表事業者
会社名        株式会社タウンキッチン
所在地       東京都小金井市梶野町1-2-36
代表者      代表取締役 北池 智一郎
事業内容    創業支援事業、シェアオフィス・シェアキッチン等の施設運営事業、不動産事業、メディア事業
設立           2010年7月

・連携事業者
会社名        株式会社JR中央ラインモール
所在地        東京都小金井市本町1-18-10
代表者        代表取締役社長 石井 圭
事業内容    商業施設等の企画・運営・開発、駅業務受託
設立           2010年12月

会社名     多摩信用金庫
所在地     東京都立川市曙町2-8-28
代表者     理事長 八木 敏郎
事業内容    信用金庫法に基づく金融業務全般(預金業務、貸出業務、内国・外国為替業務、代理業務、投資信託・保険商品の窓口販売業務、各種相談業務 ほか)
設立           1933年12月